T O R U S U Z U K I

岩手から熊本へ


(二宮夫妻)

7月31日(日)

インハイが行われている岩手を後にし熊本へ。
陸上仲間の結婚式でした。

新郎の二宮くんは、T46クラス(片腕切断)の中距離選手。
本職は1500mですが、5000mも走ってます。そんな二宮との出会いは2002年に行われた世界選手権(フランス)でした。その大会で相部屋になったことや同級生ということもあったので仲良くなっていきましたね。

その後、04年のアテネ、08年の北京パラリンピックと互いに世界の頂点を目指していましたが、結局、お互いメダルに届かず。また、互いにケガに悩まされ続け、20代後半は思うような競技生活ができずにいました。

そんな同じ道を辿ってきた二宮とは、本拠地が熊本と山梨ということもあったので、なかなか深い話をする機会がありませんでしたが、やっと今回、3次会の後!?にじっくり話すことができました。

今の目標は、ボクはロンドン、二宮は熊本県の駅伝大会出場。
もちろん、二人で一緒に3大会連続出場したいのは山々ですが、二宮も新しい家族もできたし、世界よりも地元への思いが強いので、説得は一切しませんでした。

でも、まだロンドンへの道は始まったばかりなので、気持ちが変わることを願うばかりです。そうしないと、立位ブロックでボクが最年長!?になるかもしれないですからね~。まだ31歳なのでそれだけは勘弁です(苦笑)。

初戦突破


(赤:学法石川、青:駿台甲府)

7月29日(金)

駿台甲府 35-23 学法石川

駿台甲府が東北1位の学法石川を倒して初戦突破です。

いや~今日は強かった。
みんな自分の仕事をしていたし、最後まで積極的なプレーを見せてくれました。
おそらく、これまでボクが見たなかでのベストゲームでしたね。

ですが、まだ初戦です。
札幌月寒、昨年覇者の北陸と続くので、ぜひベスト16の壁を破ってもらいたいものです。

駿台セブン、目指せベスト8!!


東北インターハイ



7月28日(木)

岩手県にある花巻駅に到着。
トコトコ歩いていると、知っている人発見!!
ボクの本を書いて下さった久保ライターでした。
ここのところバッタリ会うことが多いので、運気は上昇中!?

今回は陸上ではなく、ハンドボールの仕事です。
インターハイに選手勧誘をしに来ました。

母校の駿台甲府も出ているので楽しみではありますが、初戦でいきなり東北1位の学法石川と当たります。初戦突破でいい流れに乗って欲しいですね。

ちなみに練習試合では1勝1敗のようなので、本選で勝ち越してもらいたいものです。

ガンバレ駿台セブン!!

ナゼここに!?


(左:ワコさん、右:オッキー)

7月27日(水)

南千住にある「鉄道弘済会」へ。
まだロンドン行きは決まっていませんが、臼井さんと来年に向けての競技用義足の打ち合わせをし、その後、ソケット(足を入れる部分)の型を取りました。微調整をし、本当に自分に合ったものができるまでに半年くらいかかりますので、これまで通り、臼井さんと二人三脚で自分に合ったものを作っていきます。
臼井さん、長丁場になりますが、宜しくお願いします!!

今日は偶然の再会が1つありました。
弘済会に着いて、臼井さんを待っていたら、ここでは見慣れない人が登場。
車椅子レーサーの土田和歌子さん(通称:ワコさん)でした。
「なぜ?」と思ったら、オッキーとレーサー用のグローブ作りをしているとのことでした。

ワコさんは、アテネでの金メダルをはじめ様々な大会でかなりの好成績の残している選手ですが、出産をした後でもまだ頂点を目指し続けている姿はホントすばらしい限りです!!
どの国でも女性アスリートが少ない傾向にありますので、年金をもらえるまで!?競技を続けて欲しいものです!!(苦笑)。

となりのオッキーもプライベートでは女性のことしか考えていませんが、仕事はいたって真面目。また今回のようにかなりのチャレンジ精神の持ち主(短所はチャレンジ精神が行き過ぎて「一言多いこと」)なので、今回のワコさんとのグローブ作りの試みが結果として現れたら最高ではないかと思います。
だって、ほとんどのレーサーはハンドメイドでグローブを作っていますから・・・日本初はもちろんのこと、もしかしたら世界初かもしれませんからね。
成功して欲しい気持ちは山々なのですが、作り手の人が帰り道にメールで「青い服着ている人がカッコ良く写っていたわ」なんて言っている自体、先が思いやられますけどね(笑)。


オッキー、青い服の人ではなく、青い服がカッコ良いです!!

ワコさん、道を間違えてすみません(汗)。一緒に渋滞にはまってどうもです。
     




オスカー・ピストリウス


(山梨日日新聞より)

7月21日(木)

ニュースで見た人も多いとは思いますが、両足義足のスプリンターであるオスカー・ピストリウス選手(南アフリカ)が400mで今夏に韓国のテグで行われる世界陸上の参加A標準記録(45秒25)をクリアしました。

19日に行われたイタリアの大会でクリアしたようですが、記録はなんと45秒07。これまでのベストは、46秒56だったと思うので、1秒以上記録を更新したことになります!!
ちなみに、6月に行われた健常者の日本選手権で優勝した金丸祐三選手は45秒68でしたので、どれほどスゴイか分かっていただけましたでしょうか。

北京の時も惜しいところまで行きましたが、今回はクリアしちゃいましたので、世界陸上出場への可能性は大。
これまで陸上界では視覚障害の選手がオリンピックに出場した経緯がありますが、仮にオスカー選手が出場することになったら義足の選手としては初になるので非常に楽しみです!!


記憶にまだ残っている人もいるかとは思いますが、北京の時は、義足が有利に働いているということで大変な騒動になりました。健常者は400mを走る場合、後半の200mよりも前半の200mの方が早くなりますが、オスカー選手は逆のパターンになります。競技用の義足は、常につま先立ちですので、加速の局面で義足のたわみが邪魔をしてしまい、どうしてもスタートは遅れてしまいます。
ですが、加速が十分にされると、両足に備えたたわみのバネが働いて後半、一気にスピードを上げていきます。健常者の選手がスピードが落ちる中、ややスピードを上げながら維持して後半を走るので、後半200mのタイムが早くなります。

たしかに、彼は両足義足でバランスも良いし、ふくらはぎが疲労しないというメリットはありますので、義足は有利に働いていると言えます。ですが、僕から言えば、「やっと参加標準に届いたか」という感じです。何故かといいますと、ボクは12年間義足をつけてトレーニングをしてきましたが、100mで言えば足を失う前の記録(11秒中盤)より1秒くらい遅いタイム(12秒中盤)しか出せていません。今感じていることは、義足の技術はかなり進歩してきましたが、あくまでも使うのは人間です。残念ながら、現時点ではまだ義足は人間の機能を超えるまでに達してはいないと言うことです。

ちなみに、オスカー選手は、生まれながらにひ骨(外側の細い骨)がない状態で生まれてきて、成長していく過程で体重を支えられないということで生後11ヶ月で両足を切断したようです。それから25年間に渡って義足をつけてきましたが、25歳になった現時点での彼の100mの自己ベストは10秒91です。普通の人からすれば早いタイムですが、正直、このくらいのタイムなら日本の県レベルの高校生でも普通に走れるタイムです。おそらく、彼が両足があったら間違いなく100mを9秒台で走っていたと思いますが・・・。

何を伝えたいかと言いますと、「義足に慣れるまでには沢山の時間がかかる」ということと、「誰でも早く走れるわけでないということ」。両足切断で断端(切断した足)の長さもちょうど良いのはもちろんのこと、186センチという高身長もかなり恵まれた体形と言えます。ですが、25歳にしてやっと世界陸上の参加標準記録に届いたレベルです。これがウサイン・ボルト選手のように【世界記録更新で金メダル】となったら、話は変わってきますが、まだ出場してもメダルをとれるレベルでは到底ありません。

まだ世界陸上で走ることは決まってはいませんが、もし走る日がきたら、ぜひ彼のこれまでの努力を加味しながら走る姿を見てもらいたいです。

「なでしこ」の次は「世界水泳」、そして「世界陸上」です。
今年の夏は、気温以上に暑くなりそうです!!




該当の記事は見つかりませんでした。